布ナプキンって実際どうなの? メリット/デメリットを大検証!

布ナプキンって実際どうなの? メリット/デメリットを大検証!

 布ナプキンって実際どうなの? メリット/デメリットを大検証!

 

 登場してからかなりの期間が経ち、「手放せない!」と使い続ける人と、なかなか手を出せずにいる人、いまだ大きく分かれる布ナプキン。

「身体に良いと聞くけど、実際どうなの?」と気になっている人もいるのではないでしょうか。

今回は布ナプキンのメリットやデメリット、さらに種類の紹介など詳しくご紹介します。


布ナプキンとは

 紙ナプキンとは違い布でできているため、洗って繰り返し使えるのが布ナプキン。コットンやリネンで作られているものがほとんどで、肌当たりが優しいのが特徴です。

オーガニックコットンでできている製品も多く、生理中のデリケートゾーンの悩みがなくなった、という人がたくさん。

ではデメリットはどういったことがあるのでしょうか? 

布ナプキンのデメリット


紙製のナプキンは経血を吸う高分子吸収ポリマーが入っていたり、表面がサラッとしているよう石油原料のポリエチレンが使われていることが多く、とにかく「漏れない」ということに集中して商品開発されています。

布ナプキンは吸収剤が入っていないため、こまめに変える必要がある製品もたくさん。

また使い捨てではないので、都度捨てて行く、といったことができないのもデメリットと言えるでしょう。

使用後のものを持ち歩かなくてはならないのも、慣れていないとちょっと気になるという人もいるようです。

そんな布ナプキン、それでも手放せない理由、メリットはなんでしょう。


 布ナプキンのメリット

 デリケートゾーンにずっと触れているナプキンを布製に変えただけで、「長年悩んでいた蒸れやかぶれがなくなった!」という人がたくさん。やはり天然素材のものの方が、グッと肌にやさしい、というのが多くの人の感想です。

通常の紙製ナプキンは、漏れ防止のためシートの下にビニールを貼っているため、防水性は高いものの、通気性が悪くムレやニオイが発生しやすいのが原因。

さらに繰り返し洗って使えるので、経済的にも優しく、ゴミを出さなくて済むので地球にも優しい

また、使い始めてすぐに「経血の量が減り、生理期間も短くなった」と感じる人が多いのも特徴のひとつです。

仮に12歳から50歳まで生理があり、1回の生理が5日間だったとすると、生涯での生理の日数はなんと6年と9ヶ月以上ということになります。

その長い期間を自分のカラダにも、環境にも優しいアイテムで過ごしたい、と布ナプキンにチェンジする女性がますます増えているようです。

私も始めてみようかな、という方へ、布ナプキンの種類をご紹介します。
  

布ナプキンは大きく分けると3種類

 

一体型交換型プレーン型3種類がある布ナプキン。

一体型は本体に吸収体が内臓されているタイプ

 

 形も使い方も使い捨ての紙ナプキンに似ているので使いやすく、モレにも強いものが多いです。

ウイングにスナップが付いてショーツに固定して使います。
使い勝手は使い捨ての紙ナプキンと同じ感覚なので初心者の方には特におすすめです。

経血の量に合わせて、プレーンなどを重ねて使うことも可能なものが多いです。 


交換型
はホルダー本体と吸収体パッドが別になっていて、ライナーのみを交換できるタイプ。

 

ライナーはホルダーに差し込むだけで簡単に交換でき、ホルダー本体はショーツにスナップで固定します。パッドのみを交換すればいいので、荷物も少なく洗濯の手間も減るというメリットが。 

そして、ちゃんと使えるかな?と心配の人は、まずこのホルダーを紙製の生理ナプキンに巻いて使うのもおすすめ。

皮膚が直接シートに触れない、というだけでも快適なのを、まずは実感してみてくださいね。

プレーン型は好みの厚さに折りたたんで使うタイプの布ナプキン。

 

軽い日用から多い日用まで用途に合わせたサイズがあり、吸収体が内蔵されたものもあります。

折り方をかえたり、折り返したりして肌にあたる面を変えると数回快適に過ごせます。

ショーツの上にのせて使うため交換時に落としてしまうことがあるので、すこし上級者向けです。 

それぞれメーカーによって使い方が少しずつ変わってくるので、気になるメーカーでの説明をきちんと読んで、自分にぴったりのものを探してみましょう。

洗い方のコツ

いちいち洗うのが面倒・・・と思う方も多いですが、慣れてしまえばなんてことないという感想がたくさん。3つのステップで、いつでも清潔な布ナプキンに。


1.予洗い
いきなり桶につけず、1分ほど水洗いするのがおすすめ。これだけで汚れの落ち方が全く変わってきます。手を汚したくない方は予洗い用のチャックつき袋もあるので、その中に入れて水と一緒にすすぐだけ。

この予洗いはぜひ習慣にしてみてくださいね。

2.漬け洗い
アルカリ性洗剤を入れた水に一晩漬けておくだけ。水を1.5Lくらい入れた桶やバケツにスプーン1杯ほどの洗剤を入れてよく溶かし、あとは予洗いしたナプキンを漬けておきましょう。

 
3.洗濯機洗い
あとは洗濯機で洗うだけ!もうこの時点でかなりの汚れが落ちているので、他の洗濯物と一緒に洗ってもOK。意外と簡単ですよね。  


生理中、布ナプキン以外に味方になってくれるアイテム

 
生理中のイライラや不安感を消すアイテムも、いまたくさん登場しています。

例えば布ナプキンを漬け洗いするときに、ティーツリーのアロマオイルを2滴。除菌効果、消臭効果もあり、気分もスッと軽くなる香りです。

またデリケートゾーン用の洗剤もいまたくさんあるので、ぜひ使ってマイルドな洗い心地を楽しんで。

さらにお腹周りの冷えは厳禁。シルク素材の薄い腹巻きや、直接貼れる温熱シートなども試してみて。

生理とは生涯かけて長く付き合うもの。そして女性にとって欠かせないデトックスでもあります。

自分を大切にする期間、と決めて、自分にも環境にも快適に過ごしてみましょう。 

 

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ライター:三野村なつめ(Natsume Minomura)
元コピーライター。南インドやスリランカを数度訪れた後アーユルヴェーダ・ライフスタイルアドバイザーの資格を取得。コスメブランド「ARYURIVST」(アーユルヴィスト)やレシピとスパイスがセットになった「整えごはん」を立ち上げる。ARYURVI STから、塗って眠ればひと晩で艶肌が叶うナイト オイルパック”新発売。

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